海外パーソナル短期野球野球コーチ留学
大学生・一豊さん

体験談

  • 【体験記】アメリカ野球コーチインターンシップ  岐阜県・大学2年・一豊さん
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居住地
岐阜県
参加者
一豊さん
属性
大学2年生(スポーツ経営学部)
留学地
米国ニューヨーク州ニューヨーク市郊外
期間
11月~2ヶ月間
所属
ベースボールアカデミー アシスタントコーチ
実習内容
・クラブチームの練習サポートと試合帯同
・プライベートレッスンのコーチング補佐
・フィジカルトレーニング研修
・アカデミー主催キャンプの運営スタッフ
・日本人補習校の見学
・アメリカンフットボール観戦
・ニューヨーク観光 など

アメリカと日本の野球環境の違いとは

日本の高校生は1年間同じチームに所属して個人のレベルアップからチーム自体のレベルアップまで全てをチーム練習で行います。しかしアメリカでは春夏秋と違うチーム(春は学校のチーム)に所属して春夏秋の各リーグを戦います。またチーム練習では1時間半ほど(チームによって違うとは思いますが)行います。個人のレベルアップの為の練習は、各自でアカデミーのコーチの下で行います。このような野球環境になってくると選手は様々な選択をする事が出来ます。各地にあるどこのアカデミーの誰のコーチングを受けるのか?夏、秋のチームはどのようなレベルのチームに入ってレギュラー争いをするのか?このようにアメリカの選手は常に自分にあったチーム、コーチを選択できる事になります。もっと言えば自分で動かなくては練習すら出来ない環境になっていると感じました。

選手だけでなく、コーチも競争世界!?

このような環境を目にして私はアメリカのコーチの位置付けと言うものを考えてみました。日本ではコーチ、監督の言う事は絶対ですし、もし指導者が自分に合わなかったら野球を辞めるしかない!!と言えるかもしれません。しかしアメリカはそうではなかったと思います。選手はアカデミーのコーチの指導で上手くなれなかったり楽しくなかったら違うコーチの居るアカデミーに個人練習の環境を変える事が出来ます。そしてそのコーチも1レッスン何十ドルとお金をもらっています。ですからアカデミーのコーチは選手を上達させてあげる事、野球を楽しくプレーさせてあげる事、信頼を得る事が日本でコーチをやる以上にアメリカでは必要になって来ると思います。アカデミーのコーチというのは日本の感覚で言えば家庭教師の先生のような位置付けだと言う事を感じました。アメリカでは選手同様コーチ内でも競争になっています。これはアメリカの野球界にとって良い循環になっていると感じました。

自主性と言うものの大切さ

僕がアメリカで野球をやってる高校生に英語で「野球楽しい?」と聞きました。そしてたらその子はすごく笑顔で「カズは楽しくないの?当然楽しいさ!」と答えてくれました。表情や雰囲気からこの子達は偽りなく心から野球を楽しんでいるんだと感じました。そう言った選手達と共に野球をする事で自分も楽しく野球をする事が出来て幸せでした。私が思うに、アメリカの学生は「野球をやらされてないから心から野球が楽しめているのだ」と思います。アメリカは「あれをしなさい」「これをしなさい」と言うような事を基本的には言われません。ですから何かをする為には基本的には自分からやるしかないのです。その環境こそが自主性と考える力、本当の意味での楽しさを生み出していくという事を感じ衝撃をうけました。

これからの日本に

日本人は海外の野球の話になると会話の締めは「まぁ、外国人は身体が違うから、」が大多数を占めると思います。本当に違いってそれだけなのでしょうか?私は根本的なもっと大切な部分で違いがあると思います。日本には組織になった時の強さ、基本に忠実で堅実な野球、勝利への執着心と言った様々な良さがあります。この良さを最大限に活かす為にも海外への見方を変えてみてはどうでしょうか?百聞は一見にしかずと言葉があるように実際海外に行ってみることによって、逆に、日本の良さも海外のベースボールの迫力も肌で感じる事が出来ると思います。今後プロ、アマ関係なく全ての選手が国境を越えやすくなる環境になる事が日本野球界の発展につながると思いました。

今後の自分

僕は以前、将来は高校野球の指導者になりたいと言う目標を持っていました。しかし今回アメリカで全く違う野球を見て、もっと多くの違った野球を見てみたいと思いました。自分自身を高校野球や日本の野球という枠にはめてしまうのではなく、世界でもっと色んなものに触れて感じて、本当意味で自分に合った場所、自分がやりたい野球と言うものを見つけ出したいと思いました。その為にも語学力は必須になって来るので今後も語学勉強に精進していきたいと思います。このような経験というのは誰でも出来るものではありません。日本にも世界にも好きな事をやりたくても出来ない人はたくさんいます。明日食べる物が無い人だって世界にはいます。感謝の気持ちを忘れず1日1日頑張っていきたいです。
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