海外パーソナル短期野球コーチ留学
大学生・遼翔さん

体験談

  • 【体験記】アメリカ野球コーチインターンシップ  神奈川県・大学3年・遼翔さん
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居住地
神奈川県
参加者
遼翔さん
属性
大学3年生(スポーツ経済学部)
留学地
米国カリフォルニア州サンフランシスコ市郊外
期間
5月上旬~2週間
所属
ベースボールアカデミー アシスタントコーチ
実習内容
・クラブチームの練習サポートと試合帯同
・プライベートレッスンのコーチング補佐
・高校野球部の練習サポートと試合帯同
・大学野球部視察
・メジャーリーグ観戦
・アカデミー運営事務の補佐
・ヨセミテ国立記念公園観光 など

「なぜアメリカに行こうと思ったのか?」

以前から海外のアマチュア野球に興味がありました。WBCで優勝した野球大国アメリカで野球を学びたいと思いました。我々日本人はテレビでMLBを見ることができますが、高校野球を見ることはできません。MLBで活躍する選手達を見て、アメリカ人はアマチュア時代にどのような環境で練習や試合を行っているのか、見てみたいと思ったのもきっかけの一つです。また、アメリカ流の指導法を学びたいと思い、留学を決断しました。

「英語の不安を乗り越えて!」

渡米前から英語は正直日常会話も不安なくらい自信が無かったのですが、単語やジェスチャーでなんとか伝わったと思います。しかし一番苦労したのはリスニングです。日本人は学生の間に文法を学校で重点的に学ぶので、ある程度話すことはできるのですが、アメリカ人の話すスピードに付いていけず、何を言っているのか聞き取れないことが多々ありました。英語を聞くということがいかに大事なことだと身をもって体験する事ができました。野球の環境は日本と比べてアメリカの方が断然恵まれていると思います。あちらこちらにグラウンドがあり、野球に専念できる環境が整っているように感じました。野球、フットボール、バスケットボールはかなり設備が整っていたと思います。

「コーチと選手が真剣に野球を楽しんでいる!」

実際コーチングでチームに参加してみて感じたのは、『指導者と選手の距離』が本当に近いなと思いました。怒ることは一切なく、選手達が萎縮しないよう伸び伸びプレーさせているなと思いました。現地の指導者の方も、『野球を楽しませること』が指導者の役目だと言っていました。アメリカの高校生達は、野球が好きで楽しくプレーしているのが伝わりましたし、伸び伸びした雰囲気の中で遊び心を加えながら上手くなろうと練習をしていました。

「日本の野球を英語と動画で伝えてみた!」

実際にアメリカの高校生を指導した時間というのはほとんどありませんでしたが、日本の野球を伝えることはできました。ランニングやアップを声や足を揃えて行う日本人の動画を見せた時はかなり驚いていました。グラウンドに入る際、一礼する日本人にとって当たり前なこともアメリカ人はやらないので、とてもいいことだと感心していました。アメリカの選手はとにかく喜怒哀楽が激しいです。しかし、その分『自分に素直で正直だな』と思いました。日本のように帽子をとって指導者の話を聞くという文化はありませんが、日本の選手より指導者の話を聞きますし、指導者に意見を言ってコミュニケーションを取り、不安材料を潰して行くシーンもよく見られました。選手が指導者に意見を言うことは日本ではあまり見られませんが、アメリカは選手と指導者の距離が近いので、壁が無く、正直に意見をぶつけることが出来るので、チームとして機能しているなと感じました。

「今後について」

今回、アメリカで学んだことを持ち帰り、しっかり整理して指導の現場で生かしていきたいです。今までは日本の野球文化だけで指導をしてきましたが、今回アメリカで野球を学んだことで、指導の引き出しが増えたかなと思います。日本には無くて、アメリカにはあるいい文化も積極的に取り入れたいなと思いました。将来は指導者を続けたいと思っていますが、アメリカでの指導というのも興味があります。

自分は現在アマチュア野球の指導者をさせていただいています。高校時代自分の甘さ・弱さに勝てず、3年の春で野球を辞め、もう野球に携わることはできないと思っていましたが、こうして指導者をやらせていただけるきっかけを作ってくださった方々に感謝しています。そして、今回こうしてアメリカに渡り、海外の野球文化を学ぶことができ、すごく幸せに思っています。今回留学をして中学生・高校生に伝えたいことは、高校野球・大学野球の世界に飛び込む前に、1度海外の学生野球を生で体験した方がいいということです。日本では考えられない文化を目の当たりにすることができ、野球がもっと面白く感じると思います。海外の野球を見て、日本の野球がやっぱり好きだと思うかもしれませんし、海外の野球は面白い、海外で挑戦してみようと思うかもしれません。1週間でもいいので1度海外の野球を体験し、高校・大学野球の世界へ飛び込んで行ってほしいと思います。

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