メジャーリーグ観戦付き!
コーチング現場視察ツアー2020夏

参加者の声:県立高校野球部監督 

参加のきっかけ

このツアーへは、今回一緒に参加した友人の紹介があって参加させていただきました。僕自身としては、現在監督としてチームを持たせてもらっており、そのチームをもっとよくするためにはどうすれば良いかを考えておりました。そんなときに友人からの誘いがあり、すぐに参加しようと決めました。また、現在のチームでは、「どう野球を楽しんで勝つか」ということをコンセプトに活動しています。そのことからもエンジョイベースボールのアメリカで学べることが多いのではないかと考え参加させていただきました。

実際に参加してどうだったか

まず大きな衝撃を受けたのが、グラウンドなどの環境面です。日本では、高校のグラウンドは1つあれば良い方で、しかも他の部活と共同で使用している場合が多いです。私の学校では3つの部活が使っています。しかし、今回見させていただいた高校では、グラウンドが3つあり、しかも全面芝生のグラウンドであったりと、とても良い環境であると感じました。

各ステージでのチームがあることにも良さを感じました。1年生からトップチームまで公式戦が設定されていたり、コーチがついていたりと1年生の時からグラウンドで練習や試合が出来ていることが良いと感じました。また、選手は選手、コーチはコーチ、と役割がはっきりしていることにも良さを感じました。日本ではベースコーチを選手がやったり、練習でのバッティングピッチャーなども選手が投げたりしますが、今回見学させていただいたところでは、すべてコーチがやっていました。そういうことからも、選手が選手に集中できる環境であると感じました。

今後にどう生かしていくか

まずは教わったことを生徒たちに伝えていきたいと思います。特に投手については、生徒の将来を考え、無理な投球を限りなく少なくできるように、そしてけがを予防させるコンディショニングを継続して行っていきたいと思います。そして日本と違う練習方法やシートノック、バッティング練習などでのピッチャーをコーチが行ったりと、感じ取ることが出来た雰囲気などを取り入れられる部分で取り入れたいと思います。

今コーチング留学を考えている方へのメッセージ

僕が今回参加して感じたことは3つあります。
1つ目は効率的な練習方法。アメリカの練習はとても短い時間でした。しかしそこにはとても効率的に無駄な時間を減らした練習であると感じました。そして時間を短くしている意味なども知ることが出来たことが良かったです。

2つ目は細かな指導方法。特に投手に関しては、なぜアメリカでは球数制限などを行っているのかということがわかるコンディショニングを教わりました。投手の肩が消耗品であるという考え方に根拠があるということがわかりました。選手の未来を考えるならこの方法を知ったほうが良いと思います。

3つ目は、アメリカの人の雰囲気。多くの施設やチームに参加させていただきましたが、どこへ行っても楽しかったです。コーチで教えてくれた人たち、一緒に練習に参加した子供たち、どの人たちも温かく受け入れてくれました。行けばきっと楽しいと感じることしかありません。そんな体験をしてほしいと思います。ぜひ実際にアメリカに行って体験してみて下さい。

.

.

▲ページのトップへ