2017年卒業生インタビュー
カナダ高校野球留学・山口遼さん

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大阪府・山口 遼さん

中学2年生の時に参加した短期野球留学ツアーで海外野球の衝撃を受け、高校は海外に進学することを決意。現地校の授業と野球の両立で苦戦するも、現地の関係者曰く「奇跡」と言わしめるほど、持ち前の根性で現地校を卒業した学生。アメリカの大学進学が決定し、次の「大学卒業」という大きな目標達成にチャレンジ中!

『カナダでの野球留学3年間を振り返って』

カナダに行ってからの9カ月間、ストレスや様々な思いを自分の中でため込んでしまい、気持ちが落ちてしまうということがありました。その時は、同い年で出身地も同じであるKokiの存在が大きく、話せる友人がいることが心強かったです。また、現地にいるサポートスタッフさんに心の内を話すことで、気持ちを取り戻すことができました。落ち込んだ時に自分をさらけ出して話せる人をつくっておくということは、とても大事だと実感しました。それは勉強に関しても言えることで、わからないことがあれば、自分だけでなんとかしようとせずに、友達や先生に聞けばよいのです。聞けば必ず教えてくれます。野球のことも生活のことも勉強のことも、とにかく何でも自分の中にため込まないようにすることが大事だと感じた3年間でした。

『カナダ高校留学でつらかったこと、嬉しかったこと』

今思い出しても悔しいのは、高校生活最後の試合。自分が退場になったこともありますが、この試合に勝てば次のステージに行くことができたのに勝てなかったのです。対戦相手はKokiのチームでしたが、これまで1度も負けたことのない相手に、ここぞという時に勝てなかったのは、本当に悔しかった…。逆に、嬉しかったのは、高校を卒業できたこと。毎日壁にぶつかりながらでしたが、乗り越えることができました。サポートスタッフさんにも大変お世話になり、感謝しています。英語の会話はゼロからのスタートだったということもあり、カナダに渡って数カ月後には何となく理解できていると感じることができました。現地で会話をするためには、単語力をあげることが何よりも大事。文法は二の次でも構わないので、日常会話で使う動詞などをできる限りたくさん覚えたほうがよいと思います。
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『カナダ野球留学について伝えたいこと』

カナダは日本に比べて練習時間が短く、冬は日数も少ないです。だから、チームから離れても、いかに自分だけできることをきちんとするかということが大事。オフシーズンにジムへ行く必要はありませんが、ボールは触らないといけません。ボールを触らないと感覚がにぶってしまい、僕もイップスのような症状になり、投げられなくなったことがありました。カナダの選手たちは、オフシーズンでもボールを触るように努めるなんていうことはしません。でも、日本人選手の性質なら、ボールから離れないほうがいいのです。それと、毎日素振りをすることが、結果につながります。それと、木のバッドは、感覚がまったく違います。海外へ行くつもりなら、早い段階で慣れておくほうがいいでしょう。球はそれほど速いと感じることはなく、日本人なら通用するのではないかと思います。

実は、僕も身体づくりをしていたことがありました。語学学校に筋トレマニアがおり、その影響で自分も始めたのです。役に立った部分もありましたが、正直、やりすぎたという気もしました。練習前にもしっかりトレーニングをしていたので、練習がない日だけにするべきだったと思います。あと、これだけは伝えたいのですが、メンバーに入るためには、自分を出すことが大事。誰かの後ろについているのではなく、前に出る。実力が同じならコミュニケーションがとれるほうが有利になります。日本にいる時の僕は、あまり感情を表に出さないほうだったのですが、カナダのチームメイトたちの感情表現を知ったことで、自分も自然と感情を表すようになりました。
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『これからカナダ高校野球留学を目指す選手へ』

カナダでの留学生活は、つらい時期もありましたが、決して日本へ帰ろうとは思いませんでした。それは「一度行ったのなら少しのことで帰ってくるな」という両親との約束でもあったからです。3年間で1度帰国しましたが、レーシック手術のためで、視力がよかったら帰っていなかったと思います。自分は成績がよくなかったので、何か一つ貫くものが必要だと考えていました。もし、1年で帰るつもりなら、その思いは考え直したほうがいいでしょう。でも、成績がオールAなら好きな時に帰国してもOKかもしれません(笑)。

僕は、みんなから呼んでもらいやすいように、自分でニックネームをつけました。マイケルジョーダンにちなんで、「ジョーダン」です。愛着がでて、常に使っていました。周りの友人も呼びやすかったみたいですし、ニックネームはおすすめです。

『アメリカでの留学生活と今後の目標』

カナダの高校を卒業後、アメリカの大学へ行くことは自分の意志であり、両親の希望でもありました。セレクションを受けて、アイオア州の野球強豪大学に合格し、アメリカで野球を続けています。野球への熱は冷めることなく、できるところまでずっと続けたいというのが今の思いです。最終的には日本で英語を活かした仕事に就くことが目標。具体的には、スポーツメーカー、英語教師などを考えていて、夢は自分でメーカーやブランドを立ち上げること。そんな思いも頭の片隅において、アメリカ生活と野球を楽しみたいと思います!

記事投稿:2017年7月

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