メジャーリーグ球団コーチから学ぶ!
ピッチャー限定強化ツアー2019

参加者の声①(千葉 貴央さん)

私がアメリカに行って感じたことは3つあります。
 
①アメリカの野球に対して自分が誤解していたこと。
②アメリカの指導者が選手ファーストであること。
③合理的であること。
 
アメリカに実際に行き、アメリカ人のコーチに教えてもらったことで、この3つを感じることが出来ました!

アメリカの野球に対して誤解していたこと

渡米前の私はアメリカ野球に対して、パワー野球、大雑把、地味な練習はしない、ウォーミングアップもあまりしない、というイメージを持っていました。しかし私の考えは間違っていました。打撃練習ではコースに逆らわず逆方向にも打つ、捕手はフレーミングの練習、内野手は手で転がされたボールを繰り返し受けていました。力任せなんかじゃないし、地味な練習もしているのだと驚きました。

1番驚いたのはウォーミングアップです。各々が淡々とメニューをこなしていました。誰に強制させられるわけでもなく、選手自身が必要だと思ったメニューを必要な分だけやるということを徹底していました。日本のように皆でそろえて毎日同じメニューをこなすより、効率的だなと感じました。日本人と比べて、アメリカ人は体も大きいですし、アグレッシブなプレーが多いため誤解されがちですが、実は細かい技術練習も行っていることがわかりました。

指導者が選手ファーストであること

アメリカで出会ったコーチはみんな本当に選手ファーストでした。コーチからは「君たちが少しでも良いパフォーマンスを出来るようになることが1番。その為に我々はアドバイスをするが、自分に合うと思ったら取り入れればいいし、合わないと思ったら引き出しの1つにすればいい。」と言われました。

日本のように指導者が選手に強制させるようなことがないのだなと思いましたし、選手が成長することを心から願っているように感じました。また日本ではあまり見ない面白い光景も目にしました。共にプログラムに参加した21歳の日本人選手とアメリカ人コーチが、まるで友達のように楽しく話をしたり、肩を組みながら写真を撮っていました。そこには、日本の指導者と選手の主従関係のようなものは存在していませんでした。選手がのびのびプレー出来る理由がわかった気がしました。

合理的であること

私は期間中にコーチにいくつかの質問をしました。アイシングは必要か、ランニングはトレーニングとして必要か、他にもいくつか質問をしましたがどの質問にも「こういうデータがあって」「こういう研究結果が出ていて」など裏付けされた証拠と共に答えが返ってきました。なので私も素直に納得出来ましたし、常に新しい情報をアップデートしているのだと感銘を受けました。他にも練習メニューやタイムスケジュールなど、無駄がなく合理的だなと感じることが多くありました。日本のような根性論はアメリカにはもちろんありませんでした。

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