MLBマイナー球団インターン2012
昂平さん

体験記

  • 【体験記】MLBマイナー球団インターン2012 香川県・大3・昂平さん
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居住地
香川県
参加者
昂平さん
属性
大学3年生
球団名
MLBピッツバーグ・パイレーツ シングルA ウェストバージニア・パワー
留学地
米国ウェストバージニア州チャールストン市
期間
8月中旬~2週間
所属
学生インターンシッププログラム
業務内容
・ 球場内のイベント運営
・ メディア業務(ビデオ撮影) など

インターン参加を決めたきっかけ

インターン参加を決めたきっかけ
野球経験は小学校までですが、何らかの形で野球界で働いてみたいとずっと思っていました。以前から留学もしてみたいと思っていましたし、自分の好きな野球を大学在学中に、野球の本場アメリカで職業体験ができるのは今しかないと思い、申込ました。学生のうちに海外に目を向けることで、自分の可能性も広げられると思い、とにかくチャレンジしてみたいという気持ちが強かったです。

インターン中の業務について

インターン参加期間中は、マイナーリーグシーズンの終盤でしたので、ほとんど休みが無く、連戦連戦でした。試合の日は朝8時頃出勤し、ナイトゲームの準備をはじめます。観客席のコンコース内にイベント用のテーブルや椅子を並べたり、チームマスコットの巨大風船を膨らましたりしました。すべてはお客さんがボールパークの雰囲気を楽しんでもらうためです。開門後は、イベントスタッフとして接客にあたります。私が担当したのは、くじ引きコーナーでした。景品と交換してチームグッズを渡すだけでなく、お客さんとのコミュニケーションも大事な時間です。決して英語が流暢ではありませんが、アメリカ人の方々はとても温かく接してくれました。また、外国人だからといって特別扱いを受けることはなく、一人の球団職員として見られているので、学生インターンとは言え、常に緊張感を持って業務に取り組みました。

試合中は状況に応じ、あらゆる業務をこなしました。特に印象に残っているのは、球場内のカメラ撮影です。もちろん今までカメラの勉強などしたことはありませんでしたが、せっかくの機会でしたので、とにかくチャレンジしてみました。私の撮影した映像は、球場内の電光掲示板に写されました。イニング途中で、子供たちを写すと笑顔いっぱいで手を振ってくれたり、カメラをカップルに向けたら踊ったり、何だか不思議な感じでした。自分のカメラワークが、球場の雰囲気を作り上げていることが、「球団で働いている!」という充実感がありました。

インターンで学んだこと

まずは何よりも英語力です。これは必須です。私はもともと留学に興味がありましたし、今回のインターンに向けて多少勉強もしました。それでも至らない点はありましたが、自分から積極的に話すことで英語も覚えましたし、何よりも自信が付きました。また、仕事も自分から探しに行く「積極性」が大事だということも学びました。始めは上司から仕事の指示がありましたが、慣れてくると指示が出なくなりました。野球チームに限らず、アメリカでは「アピール」が大切です。与えられた仕事が終わり、時間があればとにかく仕事を探しに動き回りました。滞在期間も限られていましたので、とにかく自分の存在を知ってもらおうとアピールし続けました。雑用業務もありましたが、これも学生インターンにとっては大事な仕事の一つ。球団オーナーやGMでさえも、学生の頃はこのようなインターン業務で様々な経験を積んでいるということは、新しい発見でした。

今後の目標

短期間ではありましたが、アメリカ・メジャーリーグ球団に一歩踏み込めたことが大きな自信になりました。それまでアメリカの球団で働くという事は全く想像してもいなかったですが、もしかしたら自分にも可能性はあるんだなと実感できました。今はとにかく英語の勉強をしながら野球関係のアルバイトを見つけて、日米の野球界にネットワークを広げたいと思います。

これからインターンに参加される方へのメッセージ

英語が苦手という気持ちが先走ってしまい、なかなか行動に移せないかもしれませんが、とにかく前に進んでみることが大事だと思います。私は英語が分からない時、メモ帳とペンを差し出してとにかく書いてもらいました。聞き取りはできなくても、文章を読むと内容は理解できました。また、分からない事は曖昧にせずに、分かるまで聞き続けました。始めは嫌がられと思いましたが、アメリカ人は分かるまで親身になって教えてくれたので、英語学習にも繋がりました。あとはとにかくアピールをすること。「受け身」の姿勢では何も始まりません。自分がメジャーリーグ球団で働かせてもらっていることに感謝し、一人でも多くのスタッフと交流を深めれば、将来の可能性が大きく広がると思います。

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